タイ首都圏高速鉄道、CPが閣議決定で正式受注

2019/5/28 21:30
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【バンコク=岸本まりみ】タイ政府は28日、バンコク首都圏の3空港を結ぶ高速鉄道の建設計画を閣議決定した。タイ最大財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループを中心とする企業連合が正式に建設を受注した。6月中旬にもタイ国鉄と契約を結ぶ見通しだ。早期に建設に取りかかり、2024年の開通を目指す。

バンコクでは高速鉄道が発着を予定する新駅の建設が進む=小高顕撮影

路線はドンムアン、スワンナプーム、ウタパオの3空港を結ぶ。総延長は約220キロメートルで、総事業費は2245億バーツ(約7600億円)に及ぶ。

CPの企業連合には中国国有企業の中国鉄建、タイ建設大手のイタリアン・タイ・デベロップメント(ITD)やチョーカンチャン、鉄道運営のバンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ(BEM)が含まれる。食品や小売りを中核としてきたCPにとってインフラ開発は未知の領域だ。

CPは18年11月の入札で都市鉄道運営のBTSグループを中心とする企業連合に競り勝ち、優先交渉権を得ていた。だがその後、条件の折り合いがつかず、タイ国鉄との交渉が難航した。当初1月と目されていた最終合意は大幅に遅れていたが、政府の正式な承認を受け、計画が本格的に動き出す。

同路線はタイ政府が掲げるインフラ開発の目玉プロジェクトの一つだ。タイ政府が開発を進めてきた経済特区「東部経済回廊(EEC)」とバンコクを約1時間でつなぎ、EECへの高度産業の集積を急ぐ。

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