2019年6月17日(月)

コマツ、ドコモとタッグ 建機誤差半径2センチ 価格10分の1に

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2019/5/28 18:32
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コマツは28日、NTTドコモと組んで誤差半径2センチメートル程度と高い精度で建機の位置を把握できるICT(情報通信技術)施工を全ての油圧ショベルに提供できるようにすると発表した。これまで後付けで年間20万円程度かかっていた位置情報の精度を高める機能を10分の1程度の価格で提供する。人手不足が続く建設機械業界で高精度で効率的な施工を支援する。

高精度な位置情報の活用で協業するコマツの小川啓之社長(左)とNTTドコモの吉沢和弘社長(中)ら(28日、東京・千代田)

新たに提供するサービス「スマートコンストラクション・レトロフィット」は10月から試験的に始め、2020年4月に本格的に導入する。ドコモと協業し、測位衛星システム「GNSS」の独自の基地局を設置することで、建機の図面と仕上がりの誤差を半径2センチメートルに抑えられる。メーカー問わず全ての油圧ショベルに取り付け可能だ。

現状、ICTを活用する建機は市場全体の2%程度だが「当初は1万台への導入を目指す」(四家千佳史スマートコンストラクション推進本部長)。最終的には油圧ショベル市場の大部分に相当する20万台規模の納入を目指す。価格は未定だが従来のサービスより抑え、売り切りとサブスクリプションの両方の販売手法を検討している。

タブレット(多機能携帯端末)に画像で掘削状況を示す「マシンガイダンス」が正確にできるほか、ICT建機から、対応していない油圧ショベルにも3次元(3D)の設計図を共有することも可能だ。

同社は人工知能(AI)を使って自律稼働する建機の実証実験を進めており、今後はこうした建機との協調も検討している。

(企業報道部 西岡杏)

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