富士フイルム、内視鏡の「スマート工場」建設

2019/5/28 17:05
保存
共有
印刷
その他

富士フイルムは28日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)の技術を用いて生産効率を高める「スマート工場」を建設し、内視鏡を増産すると発表した。栃木県佐野市の既存の工場に約40億円を投じ、新棟を建設する。工場内のセンサーで製品の生産状況などを収集、分析し、生産能力を2倍に高める。2019年9月の稼働を予定する。

富士フイルムが建設する内視鏡のスマート工場(イメージ)

内視鏡の生産は熟練した作業者の経験に頼る部分が大きかった。スマート工場ではAIの活用により、製品の外観検査の時間を半分に短縮することを目指す。目視で担っていた工程をAIで自動判定できるようにする。また、作業員の動線などのデータを計測して生産現場を「見える化」。熟練者の作業情報を若手らの教育にも生かす考えだ。

富士フイルムは病院内の内視鏡管理にもIoTやAIを活用する仕組みを開発しており、使用頻度などから製品寿命を予測したり、部品交換を円滑にしたりすることを目指す。

28日会見した後藤禎一取締役常務執行役員は、医療機器の成長戦略について「まず医療ITを伸ばし、その技術を取り込みながら機器の性能を高めていく」と語った。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]