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三菱地所、タイで初の複合ビル 総事業費300億円

三菱地所がタイで開発する複合オフィスビルの完成予想図

【バンコク=岸本まりみ】三菱地所は28日、タイの首都バンコクで複合ビルを開発すると発表した。タイの不動産開発会社レイモンランドと組み、駅に直結するビルを建設する。事業総額は88億バーツ(約308億円)。2022年末の完成を目指し、工事に着手した。三菱地所グループがタイでオフィスビルの開発を手掛けるのは初めて。

施設名は「ワンシティーセンター」。61階建てのオフィス棟と、商業棟から成る。敷地面積は9700平方メートルで賃貸面積は合計6万1千平方メートルになる。レイモンランドが60%、三菱地所が40%を出資する合弁会社が開発する。

開発予定地は高級ホテルやショッピングモールが集まる中心地で、高架鉄道のプルンチット駅とデッキでつながる。バンコクは交通渋滞が激しく、駅直結のオフィス需要が高まるとみる。

三菱地所アジアの四塚雄太郎社長は「バンコクではオフィス需要が堅調な一方で、最上級のオフィスは供給が限られている」と話し、タイでの事業拡大に意欲を示した。

三菱地所は海外市場の開拓に力を入れている。20年3月期を最終年度とする中期経営計画では、海外事業の営業利益を17年3月期比10%増の290億円に押し上げる目標を打ち出した。タイでは14年に不動産大手APタイランドとマンションの開発を開始。すでに17物件を開発している。

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