伝統技術で古墳型のお香立て 山月工房

2019/6/3 11:38
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山月工房(大阪府和泉市)はガラス工芸の伝統技術で古墳をかたどったお香立てを開発、お香とセットで発売した。和泉国(現在の堺市以南)に高麗から伝わったとされる「和泉蜻蛉玉(いずみとんぼだま)」の製造技術を応用。お香は大阪府立堺工科高等学校定時制の生徒が堺線香の職人から指導を受け、百舌鳥(もず)・古市古墳群の世界遺産登録を祈願して製作した。名称は「時越香(ときおいのかおり)」。価格は3240円。

山月工房(大阪府和泉市)が発売した古墳型のお香立て「時越香」(ときおいのかおり)

山月工房(大阪府和泉市)が発売した古墳型のお香立て「時越香」(ときおいのかおり)

「和泉蜻蛉玉」は奈良時代以前からつくられていたといわれ、大阪府知事指定の伝統工芸品になっている。多様な色彩や繊細な模様が特徴で、帯留めやかんざし、ネックレス、ネクタイピンなど装身具に使われることが多い。山月工房のお香立ては堺の新しい土産品として、堺商工会議所の選定会議を通り、堺市から80万円の開発費補助を受けた。

お香は長さ7センチ、30本入りで羽曳野市・古市地域のぶどうを練り込んだ。お香立てと一緒に桐箱(きりばこ)に納め、山月工房の堺高島屋店や堺伝統産業会館、仁徳天皇陵そばのみやげ物店「もず庵」などで販売している。

百舌鳥・古市古墳群は5月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から、世界文化遺産に登録すべきだとの勧告を受けた。6月30日に始まるユネスコの世界遺産委員会で正式に登録が決まる見通しだ。

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