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東大「エドテック」授業 脳センサーで学習効果上げる

日経クロステック

東京大学は27日、神奈川県横須賀市の私立三浦学苑高校で実施している教育とIT(情報技術)を組み合わせた「エドテック」の実証実験を公開した。生徒は授業を受けている間、頭にセンサーを取り付けて脳血流や脈拍、姿勢を計測。教師は血流や脈拍が上がるなどの反応の良しあしをみて、授業内容に反映して改善できる方法を探る。

生徒の頭にセンサーを取り付けて授業中の脳の活動具合を計測する

同実験を主導する東大総合文化研究科の開一夫教授は、「これまで教え方がうまいという先生の評判や、授業が分かったという生徒の印象はあいまいだったが、認知脳科学の見地からメカニズムを明らかにして、効果的な授業のやり方を見つけることが目的だ」と説明する。同じ問題を解いて正解しても、血流量が少ない生徒は余裕を持って解いていると判断して、さらに難しい問題に取り組ませるなど、改善を図れる可能性があるという。

脳の活動具合をリアルタイムで色別に表示。先生は授業の理解の度合いの参考にする

公開された現代社会の授業では、教師が課題を出して考えさせたり、ノートを取らせたりするたびに脳血流などの数値が上がっていた。授業に出ていた生徒は、「集中してノートを取れているときに、数値をみた先生から『集中していていいよ』と褒められてうれしかった」「最初は驚いたが、この実験で先生の教え方がうまくなるなど、効果の高い学習ができる方法が見つかれば自分も早く賢くなれていいなと思う」など、前向きにとらえているという。

実証実験は政府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択されたもの。東大と三浦学苑高校、横須賀市、脳科学系スタートアップのNeU(ニュー、東京・千代田)が協力して実施する。期間は2019年4月から22年3月末までの4年間を予定している。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 松浦龍夫)

[日経 xTECH 2019年5月27日掲載]

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