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慶大、iPS使う心臓病の臨床研究を申請 学内で

慶応義塾大学の福田恵一教授らの研究チームは27日、iPS細胞を使い心臓病の治療を試みる臨床研究を学内の審査委員会に申請した。審査委は7月以降に計画の妥当性などを議論する。学内の審査を通過して国の了承を得られれば、早くて2019年度内に1人目への移植の開始を目指す。

iPS細胞を使った心臓病の臨床研究は国内で2件目。別の心臓病を対象にした大阪大学の研究計画がすでに国に了承されており、移植に向けて準備を進めている。

慶大が計画を進めるのは「拡張型心筋症」という心臓病で、心筋梗塞などがきっかけで心臓の壁が薄くなり、血液を押し出す力が弱まる。国内に数万人の患者がいる。臨床研究で20~80歳の患者3人を対象にする。

臨床研究ではiPS細胞から心筋(心臓の筋肉)細胞を作り、5000万個を患者の心臓に移植する。移植した細胞が患部に定着し、心筋として働くことを期待する。まず安全性を確認する。

福田教授は「患者に安全に届けるため、慎重に進める」と話している。

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