韓国SK、リチウムイオン電池向け部品 生産能力5倍に

2019/5/27 22:00
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【ソウル=山田健一】リチウムイオン電池向けのセパレーター(絶縁膜)で世界2位のSKイノベーションは27日、絶縁膜の生産能力を2025年までに現在の5倍に引き上げる方針を明らかにした。同年までに中国とポーランドで新工場を稼働する。ソウルで記者会見した金俊(キム・ジュン)社長は「大幅な増産で世界首位を目指す」と抱負を述べた。

27日、ソウルで記者会見したSKイノベーションの金俊社長

絶縁膜の世界シェアは、2割程度の旭化成が首位。同1割強のSKイノベーションが続く。SKの計画では、現在は韓国にしかない生産拠点を今後3カ国体制とし、絶縁膜の年産能力を5億平方メートルから「25億平方メートルに引き上げる」(金社長)という。投資額については「1兆ウォン(約930億円)は超えるが、まだ確定していない」と語った。

さらにリチウムイオン電池を搭載する電気自動車(EV)市場の成長をみながら、将来は米国にも新工場の建設を検討する方針を示した。

SKイノベーションは数年前に絶縁膜の技術をベースにリチウムイオン電池市場に本格参入した。後発だが、18年11月には独フォルクスワーゲン(VW)と電池の供給契約を結ぶなど存在感を高めつつある。金社長は、リチウムイオン電池の受注残量が、25年末に18年末比6割増の700ギガ(ギガは10億)ワット時に増えるとの見通しを示した。

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