2019年9月23日(月)

捜索中、沈没船からたたくような音 千葉・銚子沖衝突

2019/5/27 21:31
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千葉県銚子市犬吠埼沖で貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の勝丸海運の貨物船千勝丸(499トン)が沈没した事故で、第3管区海上保安本部(横浜)は27日、捜索中の潜水士が約30メートルの海底に沈んだ船体からたたくような音を確認したと発表した。海保は船内に不明者が取り残され、音を発した可能性も含めて慎重に調査する。

 千葉県銚子市の犬吠埼沖で貨物船同士が衝突、千勝丸が沈没した現場付近で、海面に漂う油(26日午後2時29分)=共同

事故は26日未明に発生し、千勝丸の乗組員1人が死亡、3人が行方不明になっている。海保によると、27日午前11時半ごろから特殊救難隊を含むダイバーが断続的に潜水し、船内の居住区を中心に捜索。午後0時半ごろから1時ごろにかけ、潜水士が船体をハンマーで3、4回たたくと、2~3秒後に船体を3、4回たたき返すような音がわずかに聞こえたという。

その後の捜索でも音を確認しているが、発生場所を特定する手掛かりはない。視界不良のため27日の潜水による捜索は終了し、28日に再開する。

運輸安全委員会の船舶事故調査官によると、千勝丸と衝突した広島県呉市の住宝海運の貨物船すみほう丸(499トン)の船首下部にある「バルバスバウ」と呼ばれる突起部分が激しく損傷していた。

強度の高い突起部分が千勝丸に突っ込んだ可能性があり、銚子海上保安部は業務上過失往来危険容疑を視野に、どちらに回避義務があったかなどを捜査する。

銚子海上保安部によると、救助された千勝丸の藤田拓船長(60)は「ドンという衝撃を感じ、船に水が入り沈んでいった」と説明した。

事故で海保は26日、船内で発見した静岡市の矢野彰2等航海士(72)の死亡を確認した。行方不明の3人は、鹿児島県指宿市の上村一文1等航海士(60)、秋田市の瀬野博機関長(69)、今治市の馬越才五1等機関士(67)。すみほう丸は乗組員4人全員が無事だった。〔共同〕

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