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eスポーツ九州でじわり、福岡で大会、ソニー系や地元専門校が支援

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が福岡市で26日まで自動車レースのゲームの腕を競う「eスポーツ」大会を開いた。10月に茨城県で開かれる国体に採用され、その予選大会だが、福岡では2月に米国発祥の格闘系ゲームの国際大会「EVOジャパン」が開かれたばかり。eスポーツ大会が九州に定着すれば、地場ゲーム産業の活性化にもつながりそうだ。

「激しい争いの末、鹿児島県代表の国体出場者が決まりました」。アナウンサーの解説に会場から大きな歓声が上がった。eスポーツが茨城国体で初めて競技として採用され、九州7県の代表を決める予選大会が福岡で開かれた。沖縄県は11日に開催されている。

大会では6歳以上18歳未満と一般(18歳以上)の各部門で、オンライン予選を勝ち残った九州各県から約130人の選手が集まり、各部門で上位2人の本戦出場を決めた。鹿児島県代表に選ばれた石田晃士さん(16)は「ブレーキのかけ方など課題も見つかったので秋までに調整していきたい」と話した。

競技種目はSIEのプレイステーション用ゲーム「グランツーリスモスポーツ」。実際の走行に近い映像を再現し、世界大会も開かれている。

大会には福岡デザイン&テクノロジー専門学校(福岡市)も協力した。同校は4月にeスポーツ専門専攻を開設。30人の学生が競技判定を担い、選手が座るドライビングシートの調整を手伝った。教務部の谷川剛士課長は「実際の選手と接し、大会運営ノウハウを学べる」と話す。

ソフトを開発したポリフォニー・デジタル(東京・江東)が福岡市に開発拠点を持つこともあり、SIEマーケティング部の青木千加志課長は「町ぐるみで地元企業を応援する機運がある。アットホームな大会だった」と話す。

福岡市経済観光文化局コンテンツ振興課の職員も視察に訪れていた。同職員は「市内のゲーム産業の振興につなげていきたい」と意気込む。同市によると、市内には40社近いゲーム関連会社(2018年度)があり、ゲーム産業の活性化を後押ししている。

自動車業界も関心を寄せる。今秋に都内で開かれる東京モーターショーでeスポーツ大会を開き、18歳未満の各県優勝者を招待する。若者の車離れが指摘されるなか、eスポーツ人気を通じてモータースポーツの魅力を伝える狙いだ。SIEは「幅広い年齢の人が楽しめる」とアピールしていた。(荒木望)

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