被爆者2人を原爆症認定 長崎地裁判決

2019/5/27 19:47
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長崎原爆の被爆者5人が原爆症認定を求めた訴訟の判決で、長崎地裁は27日、うち2人の疾病は放射線が原因と認め、国の申請却下処分を取り消した。ほか3人の請求は棄却した。

武田瑞佳裁判長は、急性心筋梗塞を発症した男性(故人)について、原爆投下後に放射性物質が付着した野菜を食べていたなどとして、相当量の被ばくがあったと判断。甲状腺機能低下症の女性も、発熱や下痢といった急性症状はなかったが、放射線被ばくが原因だと認定した。

ほか3人の請求は、原爆症認定の要件である「医療が必要な状態」ではないなどとして退けた。

判決後に記者会見した原告弁護団は「急性症状が明らかでなくても、放射線の影響を認めた点は評価できる」と話した。一方で、舌がんの被爆者らに要医療性を認めなかった点は「不当な判断だ」と指摘した。

厚生労働省は「判決内容を検討して判断する」としている。〔共同〕

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