移民・財政規律、EU統合に試練 懐疑派3割
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【ベルリン=石川潤】23~26日に実施された欧州議会選挙で、極右など欧州連合(EU)に懐疑的な勢力が約3割の議席を獲得した。親EU勢力は過半数を維持したが、中道路線の既存の二大会派だけでは多数を握れず、法案や人事の決定にはリベラル派などとの連携が必要になる。移民問題や財政規律などで対立が深まり、欧州統合にブレーキがかかりかねない。欧州委員長の後任選びなどでも攻防が予想される。
欧州議会は欧州委員長...
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