2019年7月20日(土)

ドコモ、「スマートシティ」実現に向けて京都府と協定

ネット・IT
関西
2019/5/27 15:42
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NTTドコモは27日、京都府とIT(情報技術)を活用して市民の利便性を高める「スマートシティ」の実現に向けた連携協定を結んだ。特定地域の屋内外で次世代通信規格「5G」の環境を整えて自動運転の公道での実証実験などに活用するほか、観光地のキャッシュレス化や、農地にセンサーなどを設置して農業を効率化するスマート農業を進める。

協定を結び握手するNTTドコモの吉沢和弘社長(右)と京都府の西脇隆俊知事(27日、京都市左京区)

同日に会見したNTTドコモの吉沢和弘社長は「5Gの活用で京都府の産業振興や新しいイノベーションを起こす支援ができる」と強調した。京都府の西脇隆俊府知事は「新しい情報技術の活用で、地域の課題を解決し、快適な社会を作りたい」と意気込んだ。

5Gの実証実験では、京都府南部のけいはんな学研都市の一部地域に屋内外で使える5G環境を構築する。自動運転のようなスマートモビリティーやロボットの遠隔制御といった先端技術の実証実験を、5G回線を使って実施できるようになる。8Kなどの高画質動画の伝送などにも活用できるといい「対象地域にある企業のやりたいことに対応する」(NTTドコモ担当者)という。

京都府内の中山間地域では、農業などの第1次産業をセンサーなどを活用して効率化する取り組みも進める。センサーで田んぼの水位や水温を取得しクラウド上に記録する仕組みなどを導入して農業の省人化につなげる。休耕田を使った高級淡水魚の養殖でもセンサーを導入して効率的に魚を育てられるようにし、地域産業として定着するようにする。

京都府内の商業施設でドコモの共通ポイント「dポイント」加盟店を増やし、キャッシュレス化の推進も手助けする。国内外の観光客や住民の利便性を向上させ、観光地としての付加価値を向上する狙いがある。

同日はドコモと京都府による地域創生をテーマにしたセミナーも開かれ、会場では提携に関連した展示も公開。利用客が乗りたいときに行きたい場所まで乗れる交通システム「AI運行バス」や、農業や畜産業の効率化を目指したセンサーなどを展示した。

(福冨隼太郎)

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