2019年8月19日(月)

現世利益求めない 起業家輩出サークルの秘密
ビザスク・端羽英子社長、フィナテキストHD・林良太社長 後編(日経STARTUP X)

2019/5/31 12:04
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東大のサークル「スポーツ愛好会(SLA)テニスパート」は卒業生に注目の起業家が名を連ね、交流も盛んだ。こうしたサークルはほかに見当たらないという。なぜSLAばかりがスタートアップ経営者を輩出するのか。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演したOB、OGに理由を聞くと、ビジネスにも恩恵をもたらす学生時代の絆の本質や、熱意の継承の仕組みが見えてくる。

スポットコンサルティングを手掛けるビザスクの端羽英子社長と、投資アプリ開発会社フィナテキストホールディングス(HD)の林良太社長はSLA関係者の交流会のコアメンバー。端羽社長は先輩の瓜生英敏氏を最高執行責任者(COO)に、林社長は後輩の伊藤祐一郎氏を最高財務責任者(CFO)に、いずれも外資系金融会社から招いた。ただ元来、こうした学生時代からの人脈は人材獲得のためとは思わない、と端羽社長は言い切る。ゆるく人間関係がつながっているなかで、結果的に協業などに結びつけばいいのであり、交流会にも「現世利益は求めない」という。一方、林社長が強調するのは「裏切らない」という信頼感。事業基盤が脆弱なスタートアップだからこそ、厳しい局面を迎えたときに人柄を良く知る学生時代の仲間は頼りになるようだ。

端羽英子(はしば えいこ)(左)1978年生まれ。2001年東大卒、ゴールドマン・サックス証券入社。日本ロレアル、投資ファンドのユニゾン・キャピタルを経て12年にwalkntalk(現ビザスク)を創業。 林良太(はやし りょうた)1985年生まれ。2008年東大卒、ドイツ銀行やヘッジファンドのGCIアセット・マネジメントを経て13年にフィナテキスト創業。

端羽英子(はしば えいこ)(左)1978年生まれ。2001年東大卒、ゴールドマン・サックス証券入社。日本ロレアル、投資ファンドのユニゾン・キャピタルを経て12年にwalkntalk(現ビザスク)を創業。 林良太(はやし りょうた)1985年生まれ。2008年東大卒、ドイツ銀行やヘッジファンドのGCIアセット・マネジメントを経て13年にフィナテキスト創業。

起業家が輩出するのは、もともとサークルにスタートアップ気質があるわけではない、と伊藤氏はいう。実際に起業して新たなプロダクツの創造に熱意を込める先輩が身近にいれば、その姿をみて「自分もできるかもしれない」と挑戦を促される。そんな環境がおのずと出来上がり、気質が継承されているのではないか、と指摘する。

(2019年4月17日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています

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