「児童虐待」と是正勧告 東京弁護士会、施設は否定

2019/5/27 10:07
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家庭環境に恵まれない子供が生活する東京都中野区の児童養護施設「愛児の家」で、職員による児童への虐待があったとして、東京弁護士会が2月に是正を勧告していたことが27日までに、弁護士会への取材で分かった。東京都も過去に通告を受けて調査したが、虐待には当たらないと判断していた。弁護士会は調査が不適切だったとして、都にも改善を勧告した。

勧告書によると、弁護士会は2015年6月に施設関係者から人権救済の申し立てを受け、児童への聞き取り調査を実施した。高校進学や携帯電話の契約時などに不必要なルールを示し、「守らないと施設にいられなくなる」との誓約書に署名するよう迫るなど心理的虐待があったと指摘した。児童の首を腕で絞めたり、体を蹴ったりする身体への虐待もあったとした。

都が13年、虐待があるとの通告を受けて調査した際は、一部児童と職員への聞き取りを施設内で実施し、誓約書の存在は確認できなかった。勧告は「職員に知られないような方法で調査すべきだった」と批判した。

東京都の桑田朋子担当課長は「調査は適切に行われたと考えており、弁護士会の認識とは異なる」と話した。〔共同〕

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