通園の園児、541人けが4人死亡 直近5年交通事故

2019/5/27 8:53
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保育園や幼稚園の園児が通園のため歩行していた際、自動車などによる交通事故に巻き込まれ、昨年までの5年間に541人がけがをしていたことが、公益財団法人交通事故総合分析センターの集計で分かった。死者も4人いた。園にいる際、事故に遭った園児も13人。散歩などが含まれるとみられる。

保育園児らの列に車が突っ込んだ事故現場(8日、大津市)=共同

大津市で散歩中だった保育園児らの列に車が突っ込んだ事故を踏まえ、同センターに共同通信が集計を依頼した。通園中、車にはねられてけがをする子供が年間に100人程度に上っていることになり、交通事故に詳しい帝塚山大学長の蓮花一己教授(交通心理学)は「保護者や園、行政、警察が事故情報を共有し、交通安全の知識を広めることが大切だ」と話している。

集計によると、死亡の4人は登園中が2人、園から帰る際が2人だった。けが人はそれぞれ260人と281人だった。死傷の計558人を事故の当事者となった車の種類ごとに分けると、最多は乗用車で344人。続いて自転車などの軽車両70人、トラックなどの貨物車67人だった。

集計で個別の状況は不明だが、蓮花教授は、園児が被害に遭う事故は、園近くでほかの保護者の送迎車両にはねられたり、保護者が荷物を抱えているなどの理由から、手をつないでいない状況で巻き込まれたりしたケースがあるという。

休日など園とは関係のない遊びや買い物などの際、歩行中に車にはねられて死亡した園児は35人、負傷は4529人いた。

蓮花教授は「背が低い園児はドライバーから見えないことが多い」として、事故防止のためドライバーへの啓発や、ガードレール、歩道の整備を積極的に進めるよう提言している。

センターは交通事故の減少対策の研究が設立目的。警察からのデータに基づき分析や集計に当たっている。今回の集計には、保護者が運転する乗用車、自転車に同乗していた際の事故は含まれない。〔共同〕

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