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極右ルペン氏政党、仏で第1党の勢い 欧州議会選

【パリ=白石透冴】フランスでの欧州議会選が26日、投開票された。仏メディアによると、ルペン党首が率いる極右国民連合が得票率23%程度で第1党の勢いだ。マクロン大統領は懸命に欧州連合(EU)統合の意義を説いたが、内政の不人気で自身の与党・共和国前進は22%程度で第2党となったとみられる。欧州懐疑派の勢力拡大を示す象徴的な結果となった。

26日、報道陣の取材を受けるルペン氏(パリ)=ロイター

「国民連合が第1党となった。変化のための大きな動きが生まれた」。26日夜、反移民や厳格な治安維持を唱えるルペン氏は記者団を前に事実上の勝利宣言をした。フィリップ首相は「第2党で終わった選挙に対し、勝利したと言うことはできない」と敗北を認めた。

2017年に就任したマクロン氏は企業の活性化と財政再建を優先して改革を進めたが、国民には「金持ちのための大統領」との受け止めが広がった。政権への批判票が極端な政策を持つルペン氏に集まった。

マクロン氏は複雑な年金制度の一本化、財政赤字の削減などの大型改革を控える。選挙結果が打撃となることは確実だ。

戦後のフランスを支えてきた二大政党の退潮も一層鮮明になった。共和党(中道右派)と社会党(中道左派)の得票率はそれぞれ約8%、約7%にとどまるもよう。環境政党の欧州エコロジー・緑の党(EELV)が約13%を取って、第3党になる見通しとなった。

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