2019年6月25日(火)

福島・富岡町で9年ぶり運動会 原発事故で全町避難

2019/5/25 22:20
保存
共有
印刷
その他

東京電力福島第1原子力発電所事故で一時、全町避難となった福島県富岡町で25日、町立幼稚園や小学校、中学校の合同の運動会が開かれた。町内での運動会の開催は事故前の2010年以来約9年ぶり。町立富岡第一中のグラウンドには、避難先などからも参加した生徒や児童ら約60人の元気な歓声が響いていた。

福島県富岡町で開かれた運動会(25日午前)=共同

18年春まで福島県川内村に避難し今回、小学3、4年の息子2人の応援に来た会社員の安斉三千人さん(40)は「地元での運動会はやっぱりうれしい。町民同士の交流の場にもなる」と笑顔で話した。地域の住民も玉入れに参加するなど、あちこちで笑い声が上がった。

中学1年の原田蒼史さん(12)は「町での運動会は初めて。地域の人も多くて、とても楽しいです」とはにかんだ。

富岡町は17年4月に一部を除き避難指示が解除され、18年4月には町内で小、中学校が再開した。町立小、中学校は町内と避難先である同県三春町の2校に分かれて授業をしており、18年の運動会は三春町で開かれた。

運動会には生徒や児童の家族のほか、富岡町に戻ってきた住民や今も三春町に避難している人たちが参加。富岡町は三春町に住む人のためにバス1台を用意した。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報