2019年8月17日(土)

「裁量制」で適応障害に 労災、残業月100時間超

2019/5/25 8:49
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タイヤメーカーのコンチネンタルタイヤ・ジャパン(東京・品川)から本社のドイツに派遣され、日本の裁量労働制に当たる制度で働いた社員が、適応障害を発症したのは105時間を超える残業が原因だったとして、品川労働基準監督署が労災認定していたことが25日までに、分かった。認定は3月5日付。

弁護士が記者会見して明らかにした。弁護士によると、社員は2016年6月からドイツに派遣され、現地で日本の大手自動車メーカーへの営業を担当。17年2月以降、品質不良のタイヤを納品したトラブルの対応に追われ、同年7月に適応障害を発症した。

発症直前1カ月の残業時間は100時間を超え、トラブル前と比べて倍以上だった。労基署が因果関係を認定した。ドイツ本社は、裁量制を理由に労働時間を管理していなかった。

社員は「労働者が過労で病気や死を選ぶことのない社会になることを望みます」とのコメントを寄せた。

コンチネンタルタイヤ・ジャパンは「担当者がおらず、コメントできない」としている。〔共同〕

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