2019年6月18日(火)

首相、6月イラン訪問を検討 緊張緩和へ仲介めざす

政治
2019/5/24 23:03
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安倍晋三首相は6月中旬にもイランを訪問しロウハニ大統領と会談する検討に入った。イランと米国との対立が激化し中東情勢が緊迫しており、イランと伝統的友好関係を保つ日本として、緊張緩和に向けた仲介をめざすとみられる。

イラン訪問が実現すれば、日本の現職首相として1978年の福田赳夫氏以来となる。27日に予定するトランプ米大統領との会談で訪問の意向を伝える見通し。サウジアラビアやイスラエルなど周辺国にも説明し、トランプ氏の反応と合わせて最終判断する。

イラン情勢をめぐっては、トランプ米政権がイランの核開発をめぐる英独仏などとの合意を一方的に離脱し、イランへの経済制裁を強めている。イランも合意の義務履行の一部停止を表明し、態度を硬化している。

米国は中東に原子力空母や爆撃機を派遣し、日本政府には偶発的な軍事衝突を懸念する声も出始めた。日本は中東にエネルギー供給を依存しており、緊張が高まれば経済的影響も大きい。

首相は16日、急きょ来日したイランのザリフ外相と会談し「中東情勢をめぐる状況が大変緊迫化していることを懸念している」と伝えた。核合意の履行継続にも期待感を示した。

一方、首相は24日、対イラン強硬派のボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と首相官邸で会い、イラン情勢をめぐり意見交換した。

日本は2019年にイランと外交関係を結んで90年を迎えるなど伝統的な友好関係を維持している。首相は同盟国である米国の意向も踏まえながら、中東の緊張緩和に向け仲介を狙う。

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