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相撲

土俵際で明暗 朝乃山「自分の相撲」で栃ノ心破る

2019/5/24 22:12
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勝利を確信して右手でガッツポーズをつくる栃ノ心の傍らで、土俵にはいつくばる朝乃山は一つの淡い期待を抱いていた。栃ノ心にまげをつかまれた気がしたのだ。果たして物言いはついたが、約6分もの長い協議の争点は、まげつかみの反則とは別のもの。ビデオを何度見返しても判然としない、数粒の砂の存在だった。

栃ノ心(右)を寄り切りで破る朝乃山

朝乃山25日にもV、夏場所13日目

手を上げた勝負審判の放駒親方(元関脇玉乃島)は「栃ノ心のかかとが砂を連れてきたように見えた」。土俵際でこらえて反転した栃ノ心の右足が出ていたとの疑念だ。映像でも確認困難な角度で、最後は「目の前で見た人の判断」(阿武松審判部長=元関脇益荒雄)を信じて行司差し違えの裁決が下された。

収まらないのは栃ノ心だ。支度部屋で何度もため息をつき、テレビモニターを指さして「見たでしょ。勝ったと思ってましたよ」。大関復帰目前での3連敗だから無理もないが、一方的に攻め込まれて強引な投げに頼る姿には、9勝目までに見せていた盤石の強さはすっかりうせている。

一方、望外の躍進を続ける朝乃山は「勝ち負けにこだわらず前に出ようと思っていた」という。「左上手を取らせない。走るしかない。止まったら負ける」という戒めを胸に刻み、頭からぶつかっていった。

結果だけを求めて泥沼にはまる栃ノ心と対照的に、「自分の相撲」を突き詰めて結果を得た25歳の新鋭。明暗分かれた紙一重の勝負が、賜杯の行方を左右する分水嶺となるのか。(本池英人)

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