2019年6月27日(木)

サッカー

新人だらけのサッカー日本代表 東京五輪への助走

2019/5/24 21:48
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Aマッチに1試合も出ていない選手が17人もいる「フル代表」の名簿もそうそうない。現代表の中心にいる精鋭たち、FW大迫勇(ブレーメン)、DF酒井宏(マルセイユ)らは国内の前哨戦2試合に顔を出すだけで、ブラジルに渡れない。チリやウルグアイなどとの真剣勝負に、ベストメンバーで臨めない。

鹿島の安部(右)はFC東京の久保建らとともにU-20代表からの飛び級=共同

南米選手権は五輪代表世代が軸

プロ選手は原則、所属クラブの持ちもの。国際サッカー連盟が定めるマッチデーに限っては各国の協会が選手を招集できるが、今回の南米選手権期間はマッチデーにあたらない。オフに入る欧州のクラブはこの時期に選手を休ませたいし、Jリーグは試合がぎゅうぎゅう詰め。クラブの貸し渋りに遭い、意中の選手を呼べない状況にある。

一方、マッチデーに相当する国内開催のトリニダード・トバゴ戦(6月5日)とエルサルバドル戦(同9日)は南米選手権よりも選べる選手の範囲は広い。同じ月の代表戦でありながら「2つの代表」が組まれたのはこのためだった。

森保監督は、東京五輪世代中心となった南米選手権のメンバーを「フル代表のラージグループ」と表現する。「我々は2020年東京五輪で金メダルを目指す。そのためには、フル代表でも活躍できるくらいの選手が五輪に出るくらいでなければ」とも。若手も含めた大きなグループを育てることは、コアの強化とも矛盾しないとの考えだろう。

「新米」だらけの陣容に、日本きってのMFである柴崎を加えたあたりは、五輪本番でのオーバーエージ枠(3人まで)活用の予行演習か。今年の南米選手権をステップに、来年の東京五輪の成功につなげる。それは3年後のワールドカップ(W杯)カタール大会での飛躍の助走にもなる。こんなホップ・ステップ・ジャンプで成長する青写真を協会は描く。母国開催の五輪の存在も、五輪チームを南米へと送り出す一因になった。

(岸名章友)

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