2019年6月17日(月)

平成の30年間の千葉県内産業 小売・サービス伸びる

南関東・静岡
2019/5/24 20:30
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帝国データバンク千葉支店は、平成の30年間の千葉県内での産業構造の変化をまとめた。流通大手企業の成長を受けて小売業やサービス業の構成比が高まった一方、平成初期には県内産業の柱だった製造業や卸売業は売り上げが伸びず、構成比は下がった。

帝国データバンクの企業データベース「COSMOS2」を用いて、1989年(平成元年)12月末時点と2018年(平成30年)12月末時点の県内各企業の売上高に基づき、構成比を算出した。

18年末時点の県内産業全体に占める構成比で首位となったのは小売業(23.6%)で、89年と比べて6.2ポイント増えた。01年にジャスコ(現イオン)が千葉市幕張地区に転入し、その後も業務を拡大したことがけん引した。売上高も89年比で2.4倍の5兆9600億円となった。

構成比で次いで高かったのはサービス業で、9.8ポイント増の21.1%となった。01年に東京ディズニーシーを開園したオリエンタルランドが成長したほか、IT関連企業や医療機関の数が増えたことが寄与した。売上高は同3.3倍の5兆3300億円だった。

一方で、89年に構成比が最も高かった卸売業は8.3ポイント減の17.4%となり、構成比では3位に後退した。製造業も10.2ポイント減の13.3%となり、5位に落ち込んだ。

平成10年代の半ばには、IPSアルファテクノロジ(現パナソニック液晶ディスプレイ)など大手企業の設立や進出が目立ったものの、2018年末までに県外に移転し、18年末時点での売上高は89年末比で横ばいにとどまった。

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