2019年6月18日(火)

石川県、木材乾燥の研究施設 白山市に開設

北陸
2019/5/24 20:00
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石川県は県産木材の有効活用を進めるため、大型製材品の乾燥技術を研究する施設を白山市に開設した。林業の担い手不足を背景に、スギ人工林が伐採されずに幹が太くなる「大径化」が進行。断面の大きい木材を適切に乾かす技術が求められていること対応し、良質な県産材の安定供給をめざす。

研究施設内に導入した木材乾燥装置(白山市)

白山市にある県農林総合研究センター林業試験場に「木材乾燥・養生保管棟」を設けた。平屋建てで延べ床面積は219平方メートル。設備を含めて約1億3千万円で整備し、すでに稼働を始めた。

住宅の柱などに使う木材は反りやねじれを防ぐために木の水分を取り除く必要がある。特に断面の大きい木材は強度が求められる梁(はり)などに向くが、乾燥が難しいため取り扱う製材会社が少ない。こうした課題を克服するために新たな乾燥技術の開発に乗り出す。

新施設には高周波や熱風、減圧を組み合わせて木材を乾燥させる県内メーカー製の特殊装置のほか、乾燥させた木材を保管するラックなどを導入した。オープンラボ機能を持った施設として国内の研究機関や木材業界と連携して技術を蓄積。大径材の活用を通じて県内の製材会社の競争力強化を後押しする。

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