いすゞ・日野、HV連節バスを披露 国内初

2019/5/24 16:53
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いすゞ自動車日野自動車は24日、共同開発したハイブリッド(HV)連節バスを公開した。連節バスは2つの車両をつなげているため一度により多くの人を運ぶことができる。HV型の連節バスは国内で初めて。2020年の東京五輪・パラリンピックなど大型イベントで高まる大量輸送の需要に応える。

いすゞ自動車と日野自動車が共同開発した連節バス(24日、宇都宮市)

いすゞと日野自が折半出資するジェイ・バス(石川県小松市)の宇都宮工場で報道陣向けに公開した。近日中にも両社がそれぞれ発売する。

2つのバスを連結した連接バスは約18メートルと最大120人を一度に運べる。連節部分は蛇腹状になっており、角もスムーズに曲がれる。ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたHV型。モーターのみによる発進もできるという。

近年目立つ運転手の体調の急変などによる事故を防ぐため、運転席や車内など複数の場所に非常ブレーキボタンを設けることで安全性も高めた。路線バスは立っている乗客も多いため、急ブレーキで転ぶことがないようボタンが押されたら警報音とライトで知らせ約3秒後に停止する仕組みにした。

バス停付近の道路に誘導線を設ければ、車両前方のカメラが認識し、自動でハンドル操作やブレーキをかけ停止位置まで誘導する機能も搭載。人が乗り降りする場所とバスの床の間の距離を縮めることができ、乗り降りもしやすい。

これまで使われていた連節バスは海外製のため故障時に部品の交換などに時間がかかっていた。国内メーカーが手掛けることで整備にかかる時間が短縮できる。運転手不足に悩むバス業界向けに、一度にたくさんの乗客を輸送できる連節バスの採用を促す。

(企業報道部 岡田江美)

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