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プロ転向の川内優、マラソン普及へ全国行脚

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2019/5/28 16:00
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3月末に公務員ランナーを卒業した川内優輝(32、あいおいニッセイ同和損保)がプロに転向して活動の場を広げている。全国津々浦々、毎週のようにレースを重ねてきたスタイルを生かして地域に貢献。市民ランナー目線を忘れずにマラソン人気を支え、普及に力を注ぐ覚悟だ。

「今日は楽しく走りましょう」。平成も終わりが近づいた4月29日、川内は家族とともに福島県川内村にいた。翌日の「川内の郷かえるマラソン」を控え、弟の鮮輝(よしき、28)や鴻輝(こうき、26)とランニング教室を開催。地元の小学生約25人に走る際の目線の位置や腕の振りを教え、一緒にリレーをして楽しい時間を共有した。

同じ「川内」が縁で2016年の第1回大会から家族そろって参加しているが、子ども向けのイベントは今回が初めて。「専門用語を使わず、わかりやすい説明を心がけた。逆に元気をもらった」。ハーフマラソンを走った大会当日にもトークショーを開き、気前よく即席のサイン会も実施。あいにくの雨となったが、平成最後の日に時間の許す限り、地域の人々と交流を深めた。

こうした地方の小規模の大会に顔を出し、地域住民や市民ランナーとふれ合う活動は、川内がプロとして実現したい取り組みだった。「テレビで見たことしかない選手が目の前を走る。これは何事にも代えがたい経験になる。小さい大会ほどトップ選手が来ないので、私がやることで喜んでもらいたい」

「川内の郷かえるマラソン」で弟の鮮輝(左)とともにスタートする川内優輝(4月30日、福島県川内村)

「川内の郷かえるマラソン」で弟の鮮輝(左)とともにスタートする川内優輝(4月30日、福島県川内村)

所属先のあいおいニッセイ同和損保との契約も、全国の市民マラソンに参加して講演会やランニング教室などイベントを開催し、地域の盛り上げ役を担う「マラソンキャラバン」の提案を受けたことが決め手になった。各地を飛び回る川内には渡りに船の提案で、「びびっときた」。交渉の場でプランを提示した同社経営企画部の倉田秀道次長も「折衝段階から実現に向けて具体的な話をさせてもらった」と語る。

全国に支店を持つ同社は約240の自治体と連携しており、協賛している「川内の郷かえるマラソン」は、そのキャラバン第1弾だった。今後は6月の「隠岐の島ウルトラマラソン」(島根県)、7月の釧路湿原マラソン(北海道)と続き、秋にも実施する予定だ。

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