非正規で働く主婦、正社員希望は2割どまり
マイナビがまとめた主婦を対象にした調査で、非正規社員として働く主婦のうち正社員として働きたい人は2割にとどまることが分かった。企業は人手不足の解消が急務だが、家事や育児・介護との両立をしやすい環境の整備などが課題になる。
調査は3月下旬から4月上旬に今回初めて実施し、現在アルバイトをしている20代~50代の既婚女性を対象にした。有効回答は約2千人。希望する雇用形態を聞いたところ、「雇用形態にこだわりがない」が46%で最も多く、非正規は34.6%、正社員は19.4%にとどまった。
非正規を希望する理由(複数回答)では「家事・育児・介護などとの両立がしやすい」(74.2%)が首位、正社員希望の理由では「固定給」(80.5%)、「賞与」(66.8%)、「福利厚生が充実していることが多い」(59.1%)などの順だった。
アルバイトとして働く理由では、生活費や小遣い、貯金など金銭的な理由が目立った。平均月収は8万円だった。