塩味で夏を乗り切れ
サントリーなど 新商品が続々登場

2019/5/24 12:03
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汗をかく夏を前に、食品各社が塩味の飲料や菓子を相次ぎ投入している。サントリー食品インターナショナルは国産海塩の入った「CCレモン ソルティレモン」を28日に発売する。森永製菓はソフトキャンディー「ハイチュウ」に初めて塩を練り込んだ。熱中症を防ぐには水分だけでなく塩分補給が欠かせない。各社は塩分が手軽に取れる便利さと、食材との意外な味のマッチングで需要をつかむ。

サントリー食品インターナショナルが発売する「CCレモン ソルティレモン」。国産海塩とミントエキスが入っている

なとりが発売する「塩ねりうめ」。お菓子感覚で手軽に塩分をとってもらう

日清シスコが発売する「ミネラル塩サブレ」。汗で失われやすい4種のミネラル(マグネシウム、ナトリウム、カルシウム、鉄分)とクエン酸を配合した

サントリー食品は国産海塩とミントエキスを入れた「CCレモン ソルティレモン」を売り出す。6月18日からは「サントリー天然水」に国産南高梅の果汁や梅エキス、海塩などを加えた「サントリー天然水 うめソルティ」も販売する。ともに厚生労働省が熱中症対策飲料として推奨する食塩相当量(100ミリリットルあたり0.1~0.2グラム)を満たしている。

日清シスコ(東京・台東)が販売する「ミネラル塩サブレ」は、同社の主力製品「ココナッツサブレ」をベースに、汗で失われやすい4種のミネラル(マグネシウム、ナトリウム、カルシウム、鉄分)とクエン酸を配合した。

2018年7月に国内最高気温のセ氏41.1度を記録した「日本一暑い街」、埼玉県熊谷市とのコラボレーション商品だ。両者が組んだ背景には、ココナッツサブレなどをつくる日清シスコの工場が熊谷市にある縁も。

塩サブレには熊谷市産の小麦を使っており、パッケージには同市のマスコット「ニャオざね」を起用した。販売期間の目安は7月末まで。

塩製品は広がる。森永製菓はソフトキャンディー「ハイチュウ」で初めて塩を用いた「塩と果実のハイチュウアソート」を発売した。塩レモン味、塩うめ味、塩すいか味、塩ライチ味の4種類入りのアソートで、クエン酸と塩分が含まれている。販売は7月末までが目安という。

珍味のなとりは同社の人気製品「ねりうめ」に塩やカリウムを加えた「塩ねりうめ」を6月10日に発売する。販売の目安は8月末まで。

ロッテは、かんで塩分補給ができる「塩小梅ガム」や塩分補給ができるキャンディー「塩小梅」、タブレット菓子の「塩小梅タブレット」をこのほど売り出した。

総務省消防庁によると、18年5月から9月の熱中症による救急搬送者数は、17年比1.8倍の約9万5千人で、08年に調査を始めて以来、最多となった。汗をかいて塩分やミネラルが奪われたところで水分だけ補給すると、体内の塩分などの割合が低くなり、熱中症の発症や悪化につながることもあるという。

熱中症対策には水分補給だけでなく塩分補給が大切。夏に向け、関連製品はさらに増えそうだ。(藤井太郎)

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