「男性も日傘を」環境省が訴え 百貨店にPOP - 日本経済新聞
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「男性も日傘を」環境省が訴え 百貨店にPOP

男性も日傘をさして――。環境省は5月末、熱中症対策として男性にも日傘の活用を促す取り組みを始める。汗をかく量が減るなど日傘のメリットを伝える店頭販促(POP)を作製。日本百貨店協会と連携し、全国の売り場でアピールする。猛暑に備えて、屋外での熱中症による救急搬送の減少につなげる。

百貨店で男性用の傘を扱う売り場に「夏の熱ストレスに気をつけて!」と題したPOPを配る。男性が日傘をさすイラストを入れた。汗をたくさんかくと体調を崩すことがあるとし、日傘を使うことで汗の量が減るなどと解説する内容だ。

女性に比べ、男性は普段から日傘をさす習慣があまりない。百貨店は男性用日傘の特設売り場を置くなどして、社会問題になっている熱中症対策をアピールしながら販促につなげる。

環境省が2018年度に全国9自治体と協力して熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を調べたところ、日傘をさす場合は、ささない場合に比べて1~3度低くなるとの結果が出た。強い日差しを遮ることで汗の量が約17%減ることも分かった。

総務省消防庁によると、昨年5~9月の熱中症による救急搬送人数は約9万5千人で過去最高となった。環境省の担当者は「営業回りなど業務中の発症を防ぐためにも日傘を活用してほしい」と話している。

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