ZARA、CEOにクレスポ氏昇格 デジタル戦略加速

2019/5/24 9:48
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【ジュネーブ=細川倫太郎】「ZARA(ザラ)」などのブランドを持つ衣料品の世界最大手インディテックス(スペイン)は23日、カルロス・クレスポ最高執行責任者(COO)が次期最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。パブロ・イスラ会長兼CEOは会長として経営を監督する。経営の若返りを図ってデジタル戦略を強化し、変化の激しいアパレル業界で成長を目指す。

クレスポ氏は新CEOとしてデジタル戦略を加速する

主力ブランド「ZARA(ザラ)」の店舗=AP

取締役会と株主の承認を経て、7月に正式に就任する。48歳のクレスポ氏は2001年に入社し、財務や物流管理などを経て直近ではデジタル戦略を陣頭指揮していた。同氏は23日「デジタル改革を実現するには起業家精神やイノベーションが必要条件になる」とコメントした。

インディテックスを取り巻く経営環境は厳しい。19年1月通期は純利益が前の期比2%増にとどまる。ネット通販特化型の英アパレル「ブーフー」など新興勢が急成長し、ファストファッション企業の脅威になっている。

これらに対抗するためインディテックスは消費者がネットで注文し、店舗で商品を受け取るなどの戦略を進めている。クレスポ氏は新CEOとして技術開発を加速し、ネットと店舗の相乗効果を高めるのが課題となる。同社の全体の売上高に占めるオンライン販売の割合は1割程度にとどまる。20年までにはすべてのブランドを世界のどこからでもネットで購入できるようにする計画だ。

イスラ氏は05年にCEOに就任し、11年から会長職も兼務している。

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