2019年6月19日(水)

韓国、仲裁委開催の回答留保 外相会談で元徴用工巡り

政治
朝鮮半島
2019/5/24 9:37
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【パリ=白石透冴】河野太郎外相は23日、訪問先のパリで韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と1時間20分会談した。韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟をめぐり、日本が要請した仲裁委員会の開催を受け入れるよう要求した。韓国側は回答を留保した。

23日、韓国の康京和外相(右)と会談に臨む河野外相(パリ)=AP

23日、韓国の康京和外相(右)と会談に臨む河野外相(パリ)=AP

日本政府は元徴用工問題について20日、仲裁委の開催を韓国側に要請した。河野氏は会談で康氏に直接、仲裁を受け入れるよう働きかけた。「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が責任をもって対応策を考えなければいけない」と強調した。

河野氏は日本企業の判決履行を求めた23日の韓国外務省報道官の記者会見にも言及し「事の重大性を理解していない大変な発言だ。日韓関係を非常に難しくしている」と批判した。

韓国外務省の発表によると康氏は「日韓関係全般に否定的な影響を及ぼさないよう外交当局が賢明に解決していく必要がある」と日本側にも努力を促した。日本政府関係者によると、康氏は仲裁委の開催を受け入れるかについて方針を示さなかった。

河野氏は会談後、記者団に「一刻も早い仲裁の委員任命をお願いしたい」と語った。6月末に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議に触れ「できればその前に対策を確定してほしい」と韓国側に求めた。

会談では韓国による福島県産水産物などの輸入禁止措置をめぐっても協議。河野氏は措置の解除を要求した。康氏は韓国側の主張を認めた世界貿易機関(WTO)の最終審判断を尊重するとして応じなかった。

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