2019年6月24日(月)

ドイツ銀行会長、辛くも信任 株主総会で「おきゅう」

金融機関
ヨーロッパ
2019/5/24 4:58
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【ベルリン=石川潤】ドイツ銀行が23日開いた株主総会で、アハライトナー監査役会会長が71.6%の得票でかろうじて信任された。1年前の84.4%と比べて大きく票を落としており「株主がおきゅうを据えた」(独紙ハンデルスブラット)との指摘がある。ドイツ銀行は独大手コメルツ銀行との統合交渉が失敗に終わり、株価が過去最安値を更新し続ける厳しい状況にある。

アハライトナー会長の責任論が高まっている=ロイター

2012年に就任したアハライトナー氏は過去に2度最高経営責任者(CEO)を交代させたが、経営再建が進まず、会長自身の責任を問う声が高まっていた。株主総会でも経営陣への厳しい批判が出たが、経営がさらに不安定になることを恐れる主要株主らが信任に回ったとみられる。

アハライトナー氏は株主総会の終了後に「民主主義を望むなら99%の得票はあり得ない」と語り、強気の姿勢をみせた。18年4月に就任したゼービング最高経営責任者(CEO)も75.2%の信任にとどまった。

ドイツ銀行はかつて稼ぎ頭だった投資銀行部門が2四半期連続の税引き前赤字になるなど、収益力の低下が目立っている。経営を立て直し、株価反転の絵を描けなければ、会長の責任論が一段と高まる可能性もある。

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