中国ネット出前の美団点評、1~3月14億元の赤字

2019/5/23 21:51
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【上海=松田直樹】中国ネット出前サービス大手の美団点評が23日発表した2019年1~3月期決算は最終損益が14億元(約220億円)の赤字となった。前年同期は210億元の最終赤字だった。18年の上場にともなう一時的な損失が一巡して赤字幅は縮小したが、主力の出前サービスで販促費などが重荷となっている。

美団とアリババ傘下の餓了麼の競争は激しくなっている

売上高は191億元と前年同期に比べて約7割増えた。ユーザー数が4億1000万人を超え、1年前と比べて3割弱増えた影響だ。スマートフォンのアプリを使った出前サービスは約5割、ホテルや旅行の予約サービスも約4割増となった。

しかし営業損益は13億元の赤字で、約3割も増えた。出前事業ではアリババ系のネット出前サービス「餓了麼(ウーラマ)」との激しい競争が止まらない。淘汰が進んで美団とウーラマで市場の9割超を握る状態になったが、お互いに値引きで譲らず、美団の収益を圧迫する要因になっている。

さらに18年4月に買収して不振が続くシェア自転車のモバイクは、18年12月期に減損やリストラ費用を計上したが、事業の立て直しに向けた具体的な解決策は示せていない。利用料の引き下げなどにも動いているが、ここでもアリババ系の新興シェア自転車「ハローバイク」などとの争いが止まらず苦戦が続いている。

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