2019年8月26日(月)

BHP、ニッケル事業を拡大へ EV需要見込み

2019/5/23 19:00
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【シドニー=松本史】豪英資源大手BHPビリトンは世界的に電気自動車(EV)の需要が高まっているのを受け、ニッケル事業を拡大する。自社での探査に加えて、鉱山の買収も検討する。売上高、利益の3割以上を占める主力の鉄鉱石事業に関しては、当面は大規模な鉱山開発を行う可能性は低いとの見方を示した。

BHPビリトンの硫酸ニッケル工場(西オーストラリア州)=同社提供

22日、戦略説明会でピーター・ビーベン最高財務責任者(CFO)が語った。BHPが手掛ける硫酸ニッケルは、EVに搭載されるリチウムイオン電池の正極材に使われる。

ビーベン氏はEVに利用される銅について「(増産の)選択肢がある」としたうえで、「事業構成の中で硫酸ニッケルを増やしたいと思っている」と述べ、今後も探査を続けるとの姿勢を強調した。銅やニッケル関連の鉱山買収にも触れ「大規模な資源を取得する方法としてあり得る」と前向きな姿勢を示した。

鉄鉱石事業に関しては「世界の粗鋼生産量は低成長にとどまると予想される」と述べたうえで、「大規模な生産能力の増強を行う可能性は低い」との姿勢をみせた。BHPの2018年6月期通期の売上高は458億ドル(約5兆400億円)で、鉄鉱石が148億ドル、銅が132億ドル。ニッケル事業を含む「その他」は13億ドルにとどまっている。

アンドリュー・マッケンジー最高経営責任者(CEO)は14日、ニッケル事業を手掛ける子会社ニッケル・ウエストについて「(EV)電池市場の成長や、高品質の硫酸ニッケル供給の不足を考えると、将来の(BHPの)成長に大きく寄与する可能性がある」と述べた。

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