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次世代スパコン、名前は「富岳(ふがく)」 理研が発表

理化学研究所は23日、2021年にも運用を始める次世代の国産スーパーコンピューターの名称を「富岳(ふがく)」に決めたと発表した。日本を象徴する富士山にちなんだ。スパコンとしての性能の高さや、利用者の裾野の広がりをイメージしたという。

富岳は理研が富士通と共同開発する次世代の国産スパコンで、12年に運用を始めた「京(けい)」の後継機。これまでは「ポスト京」の通称で呼ばれてきた。

スーパーコンピューター「京」(神戸市)=共同

理研は5千件を超す応募の中から外部の有識者らを交えた委員会で富岳を選んだ。富士山は海外でも知名度が高く、世界で親しみを持ってもらえることなどを選定の理由とした。ほかには「叡(えい)」「凌駕(りょうが)」などが候補にあがったという。

富岳は1100億円の国費を投じるプロジェクト。シミュレーション(模擬実験)などの計算性能は最大で京の100倍に達し、画期的な薬や材料の開発、地震・津波対策などのほか、宇宙の進化などを探る研究への利用を見込んでいる。

8月に運用を終える京は一時、計算速度で世界首位に立った。現在、スパコンの性能ランキングでは米国と中国が上位を独占し、日本の存在感は低下している。

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