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LIXIL株主側候補者「8人全員で信任を」

2019/5/23 17:35
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経営トップの人事を巡る混乱が続くLIXILグループで、前最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉氏や同氏を支持する株主提案の取締役候補者が23日、東京都内で記者会見した。6月の定時株主総会に向け、同社のコーポレート・ガバナンス(企業統治)を「立て直す」として、8人全員の取締役選任への支持を呼びかけた。

記者会見を開いた瀬戸欣哉氏(右端)ら

記者会見を開いた瀬戸欣哉氏(右端)ら

一方、会社側は瀬戸氏を含まない10人の取締役候補を公表している。瀬戸氏側は自身を含む計8人を株主提案し、このうち7人が23日の会見に出席した。社外取締役候補などが一同に介した会見は初めて。瀬戸氏は「潮田洋一郎会長兼CEOの影響を受けずに、会社経営を進めることができるメンバーだ」と強調した。

株主提案と会社側提案の両方で候補になっている鈴木輝夫氏(あずさ監査法人元副理事長)は「同意なしに会社側の候補にされた。選任手続きに不信感を抱かざるを得ない」と批判した。

同じく重複して候補になっている鬼丸かおる氏(元最高裁判所判事)とともに、会社側提案の取締役候補案に同意できないと伝えたという。仮に2人だけが選任された場合、取締役を辞退するという。

会社提案と株主提案で重複している候補がいるため、取締役候補の合計は16人になる。定款上の取締役の上限は16人で全員が選任される可能性がある。

会社側の提案は取締役候補者10人のうち9人を社外取締役候補が占める。瀬戸氏は「経営の状況を知る社内の取締役候補者がいない」と批判した。会社側が次期CEOを公表していない点についても「誰が経営するのかを提案しないのは無責任だ。経営の継続性の点でも問題がある」と述べた。瀬戸氏は自らCEOになる意向を示すものの、委任状争奪戦(プロキシファイト)をする考えはないことを改めて示した。

一方、会社側は会社提案の候補者のみの選任を求めてプロキシファイトを視野に入れているもよう。会社側提案に含めている株主提案の社外取締役候補者2人を差し替えたり、別の候補者を追加したりする可能性もある。両者の主張は隔たりが大きく、経営を巡る混乱はなお続きそうだ。

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