ゴーン元会長、公判前整理手続きに出席

2019/5/23 10:04 (2019/5/23 11:30更新)
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日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(65)の公判前整理手続きが23日、東京地裁(下津健司裁判長)で始まった。元会長側は起訴内容を全面的に争う方針で、公判で審理する争点や証拠の絞り込み作業は長期化する見通し。初公判は2020年にずれ込む可能性もある。

第1回手続きにはゴーン元会長も出席。午前9時半ごろ、弁護人と一緒に地裁に入り、手続きは同11時前に終わった。元会長は法廷通訳を介して裁判官、検察官、弁護人の3者のやりとりを確認したとみられる。

ゴーン元会長は、自らの役員報酬を過少記載した金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪のほか、日産子会社から資金を不正に引き出した2件の会社法違反(特別背任)の罪に問われている。

23日はこのうち、サウジアラビアの実業家に日産子会社の資金1470万ドル(当時のレートで約12億8400万円)が不正に支出されたとされる特別背任事件について主に協議。検察側の証拠開示の見通しや、今後の手続きの進め方について意見を交わしたもようだ。

金商法違反事件については元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)と、法人としての日産も起訴されていることから、別途、公判前整理手続きを行う。関係者によると、初回は6月24日に予定されている。

ゴーン元会長は2018年11月に東京地検特捜部に逮捕されて以降、一貫して事件への関与を否定。公判では無罪を訴える方針という。公判前整理手続きで弁護側は、検察側の証拠開示後に詳しい主張を明らかにする。

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