2019年6月17日(月)

日米閣僚、WTO改革で足並み 紛争処理機能改善求める

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2019/5/23 5:55
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【パリ=白石透冴】河野太郎外相は22日、訪問中のパリで米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と会談した。河野氏は韓国による水産物輸入規制を巡る世界貿易機関(WTO)での日本の「敗訴」を受け、WTO改革を呼びかけた。ライトハイザー氏も問題意識を共有すると応じた。日米とも紛争処理機能の改善が必要という立場で足並みがそろった。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表もWTO改革の必要性で日本側と一致した=ロイター

22~23日開催の経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に合わせ、日米の会談が実施された。

日本の外務省によると、韓国を支持したWTO上級委員会の4月の判断について河野氏は「紛争解決に寄与していない」などと主張。ライトハイザー氏が「米国も数々の例で上級委の問題を痛感してきた」と応えた。

米国が日本に同調する理由は、中国を念頭に、企業への補助金や知的財産権侵害といった問題にWTOが対応できていないと不満を強めているからだ。23日には欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)も交え、日米欧で改革の方向性を協議する。

一方、マルムストローム氏とライトハイザー氏は22日、パリで会談した。EU側によると、マルムストローム氏はEU側は早期に貿易交渉を始める用意があると米側に伝えた。米国の自動車関税引き上げの動きについても取り上げ、EU側は反対する考えを改めて伝えたようだ。

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