2019年6月19日(水)

英、政権幹部が辞任 メイ首相の再国民投票案に反発

英EU離脱
ヨーロッパ
2019/5/23 4:59
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【ロンドン=中島裕介】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、メイ政権幹部で与党・保守党の議会運営を担うレッドソム下院院内総務が22日、メイ首相の新たな離脱方針に反対して辞任した。メイ氏が野党からの支持を得るために、条件付きながらも2度目の国民投票を実施する可能性を表明したことに反発した。

レッドソム下院院内総務は早期のEU離脱を主張していた=ロイター

レッドソム下院院内総務は早期のEU離脱を主張していた=ロイター

院内総務は閣議のメンバーで議会の議事運営をつかさどる重要ポストだ。23日に欧州議会選を逆風で迎えるメイ政権と保守党にとって、さらなる痛手となりそうだ。

レッドソム氏は首相に送った書簡で「2度目の国民投票は(英国内で)危険な対立を生み出す。私は支持できない」と辞任の理由を説明した。「今の政権のやり方では、国民投票の結果であるEU離脱を実現できると思えない」とも強調した。

メイ氏は過去に3回否決された離脱案を手直しして、6月上旬に事実上の4回目の採決にかける意向を示している。自らの手で離脱に道筋をつけた上で、辞任時期を明らかにする計画だ。

その実現のためにメイ氏は21日、離脱案が承認されれば、その案の是非を問う再国民投票を実施するか議会に諮る新提案も示した。

ただEU残留につながりかねない再国民投票案を打ち出したメイ氏に対し、離脱支持者が多い保守党内からは今までにないほど辞任圧力が高まっている。23日付の英タイムズはメイ氏が24日にも辞任の意思を表明する可能性があると伝えた。

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