2019年6月27日(木)

インドネシア、抗議デモで257人拘束 首都の混乱続く

東南アジア
2019/5/23 2:47
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシア大統領選の開票結果を巡る野党支持者の抗議デモで、首都ジャカルタでデモ隊の一部が暴徒化して治安部隊と衝突を続けている。警察当局は22日夜までに、騒乱を起こした容疑などで257人を拘束したと明らかにした。ジョコ大統領は「事態を掌握している」と話したが、混乱が続いている。

22日、ジャカルタ中心部の総選挙監視庁前で治安部隊と対峙するデモ隊=ロイター

国家警察によると、ジャカルタ中心部の総選挙監視庁前など、少なくとも3カ所でデモ隊と治安部隊との衝突が発生した。デモ隊の一部が投石や放火をしたため、治安部隊が放水や催涙弾で応戦した。

ジョコ氏は22日、記者団に対し「民主主義の手続きや国の統一を乱す人々には容赦しない」と異例の強い言葉で警告した。大統領選挙で敗れた野党候補のプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官もデモ隊に自宅に帰るよう呼びかけた。中心部の主要道路は封鎖され、国軍兵士ら4万人が展開し警戒にあたっている。

インドネシア選挙管理委員会は21日、4月17日実施の大統領選で現職のジョコ氏が55.5%の票を獲得して、プラボウォ氏に勝利したと発表した。プラボウォ氏は結果を認めず、支持者に抗議するよう呼びかけているほか、23日にも憲法裁判所に異議申し立てをする方針だ。

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