2019年6月26日(水)

19年のイタリア成長率、0.3%に下方修正 国家統計局

ヨーロッパ
2019/5/22 23:37
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【ジュネーブ=細川倫太郎】イタリア国家統計局(ISTAT)は22日、2019年の実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを前年比0.3%に下方修正した。従来予想は1.3%で、18年実績の0.9%から大きく減速する。欧州経済や米中貿易摩擦など外部環境の悪化や、18年後半から一時景気後退に入った影響を反映させた。

トリア経済・財務相は年後半から経済が回復すると予想する=ANSA・AP

商品やサービスの輸出入や、個人消費が鈍る。伊政府は最低所得保障(ベーシックインカム)など景気刺激策を打ち出しているが、経済は停滞したままだ。若者の就職難など雇用環境も依然厳しく、ISTATは19年の失業率は10.8%と18年から0.2ポイント上昇すると予測する。

イタリアの公的債務の対GDP比率は130%を超え、ユーロ加盟国の中ではギリシャに次ぎ2番目に高い。新政権の政策は歳出拡大が中心で、財政悪化への懸念は強い。ISTATは国内の信用リスクや貿易摩擦の緊張が高まれば「さらに下方修正するリスクがある」としている。

イタリアのトリア経済・財務相は「財政の安定に全力で取り組む」と強調しており、今年後半から景気が上向くとの見解も示している。

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