関西巻取箔、膜状インク開発 車分野開拓に金箔の技
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印刷用インクの関西巻取箔工業(京都市)は塗装時に有機溶剤(VOC)を含まない塗料を開発した。ルーツでもある製箔技術を応用し、鉛筆の刻印などに使うインクを改良して色むらを抑えた。安全性を売りに自動車など高単価な分野への応用を目指す。伝統ある社内技術をいかして新しい事業を興す関西の中小企業の動きが広がりつつある。
薄いシート状のインクを自動車部品などに熱で圧着する。関巻はインクシートを製造する際、網状...
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