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漁業者と営農者、期待と不安交錯 諫早干拓訴訟

国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の開門命令の効力が争われた訴訟の上告審で、最高裁が弁論を開くことで国全面勝訴の高裁判決が見直される可能性が出てきたことに、漁業者からは期待の声が上がった。一方、営農者からは不安が漏れた。

諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門(長崎県諫早市)

佐賀県太良町の漁業者の男性(66)は「国の主張ばかりを受け入れた内容の高裁判決は到底受け入れられるものではなかった。有明海の現状も含めて私たちの主張をしっかり訴え、まっさらな状態で判断してもらいたい」と話した。

福岡高裁は2018年、開門しない前提の和解勧告を出し、漁業者側は反発。男性は「司法判断での解決が難しければ、当事者間で平等な立場で協議できる環境づくりをするなど、別の道も探るべきだ」と強調した。

長崎県諫早市内の干拓農地で農業を営む70代の男性は「昨年の高裁判決で開門しない方向が定まり、ようやく安心して農業ができると思っていたのに」とため息をつく。「また裁判に振り回される日々がやってくるかと思うと、不安が大きい。なんとしても開門をしない形で決着してもらいたい」と話した。

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