2019年6月25日(火)

アドソル日進、バリューHRと資本業務提携

スタートアップ
ネット・IT
2019/5/22 17:11
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システム開発のアドソル日進と健康保険組合の業務代行などを手掛けるバリューHRは22日、資本業務提携をすると発表した。互いの発行済み株式の最大2%ずつを取得して関係を強化。アドソルのサイバーセキュリティー技術、バリューHRの保険加入者などのデータ管理技術を組み合わせ、医療分野の安全なデータプラットフォームの構築も進める計画だ。

アドソル日進は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」が広がる中、製造業を中心にサイバー攻撃を防ぐシステムの提供に強みを持つ。バリューHRは健康保険組合の業務代行を中核に事業を展開。健康診断の予約システムの提供から健診結果のデータの管理まで一括して担うのが特徴だ。顧客には大手企業の健保組合が名を連ねる。

両社は市場買い付けなどで発行済み株式の2%を上限に、お互いの株式を取得する。さらにお互いの技術を組み合わせセキュリティーの水準を高めてデータ保護が可能になるプラットフォームを共同開発していく。22日に会見したアドソルの上田富三社長は「IoTプラットフォーム開発はもとより、様々なサービスの創出ができる可能性を秘めている」と語った。

IoTが様々な産業に浸透しつつある中、医療関連機関を狙ったサイバー攻撃は増えている。英国では2017年に複数の医療施設が狙われるサイバー攻撃が発生。患者情報へのアクセスなどに支障が出る事態に発展した。シンガポールでも同国最大の医療グループの約150万人分の患者情報がサイバー攻撃で流出する事件が起きている。

アドソルは高いセキュリティー技術が求められる医療関連で得た知見を製造業など他の産業でも生かす方針だ。バリューHRは安全なプラットフォームを生かし、データを活用したビジネスを拡大させていく考えだ。

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