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炭鉱画家の軌跡を映画に 記憶遺産、過酷な労働描く

過酷な炭鉱労働を独特のタッチで描いた絵画が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された画家、山本作兵衛(1892~1984年)の軌跡を追うドキュメンタリー映画「作兵衛さんと日本を掘る」が25日以降、東京・中野などで上映される。

 明治30年代の炭鉱労働の様子を描いた山本作兵衛の作品(田川市石炭・歴史博物館提供)=共同

監督は「三池 終わらない炭鉱の物語」(2006年公開)などを製作してきた熊谷博子さん(68)。「命懸けの労働で日本の繁栄を支えた人たちと、それを克明に記録した作兵衛さんを通じて、この国の過去と現在、未来を『掘りたい』と思った」と語る。

福岡県出身で幼い頃から筑豊地方の炭鉱で働いた作兵衛は、60代になって本格的に記録画を描き始めた。絵の中に文章も記し、坑内の様子や、炭鉱労働者の日常の哀歓を伝える貴重な資料となっている。11年に絵や日記などが「世界の記憶」になった。

映画は、作兵衛の子・孫などゆかりの人や元炭鉱労働者らの証言とともに、作兵衛の作品とその背景を紹介している。

映画の中で、福岡市在住の画家・菊畑茂久馬さんは「下手と言ったら下手。でも、たまらんのですよ。本当に絵を描きたくて、不純物が全然ないまま描いてるから」と、その魅力を語っている。〔共同〕

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