2019年6月18日(火)

ロシアのパイプラインへの制裁法案近く発表、米エネ長官

ヨーロッパ
2019/5/22 9:10
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【モスクワ=小川知世】米国のペリー・エネルギー長官は21日、ロシアの天然ガスをドイツ経由で欧州に輸出するパイプライン計画「ノルドストリーム2」の建設に関わる企業に制裁を科す方針を明らかにした。法案が近く議会に提出され、トランプ大統領が署名するとしている。訪問先のキエフで記者団に語った。

バルト海を経由するノルドストリーム2のパイプライン建設を進める専用船=ロイター

ノルドストリーム2はロシア国営ガスプロムが主導し、ドイツなど欧州の企業が参加する。ロシアへのエネルギー依存が高まり欧州の安全保障が脅かされるとして、米国が反対していた。制裁法案は米国の議員が策定中で、建設に関わる企業が対象になるとみられる。

ロシアは「商業的なプロジェクト」と主張し、米国の批判に反論してきた。タス通信によると、グルシュコ外務次官は21日、制裁の可能性について「不適切な政治手段だ」と反発した。ペスコフ大統領報道官も米ロ首脳会談が開催されれば、欧州のエネルギー問題を議論する考えを示した。

ペリー長官は20日に開かれたウクライナ大統領の就任式に出席するために同国を訪問した。同国のゼレンスキー新大統領は同日にペリー長官と会談し、米国による対ロ制裁の強化を続けるように要請した。ノルドストリーム2が稼働すれば、ロシアがウクライナを通るパイプラインでの欧州向け輸出を減らすとの懸念も強まっている。

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