2019年6月19日(水)

「米は速やかに返還を」 北朝鮮大使が貨物船押収で会見

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2019/5/22 2:10
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【ニューヨーク=大島有美子】北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は21日、国連本部で会見し、米国による北朝鮮籍貨物船の押収に対し「主権の侵害で、米国は速やかに船を返すべきだ」と訴えた。「自国外で司法権を行使することは明らかに国連憲章や国際法に違反する」と批判した。

21日、ニューヨークの国連本部で会見する北朝鮮の金星国連大使(右)

米司法省は5月上旬、国連安全保障理事会の制裁決議に違反したとして北朝鮮籍の貨物船「ワイズ・オネスト」を差し押さえたと発表した。同船は2016年以降、制裁決議で輸出が禁じられている石炭を積んで北朝鮮の港を出航し、中国やロシアに向かったことが確認されている。

金氏は「ワイズ・オネストは北朝鮮の財産で、米国の行為を最も強い言葉で非難する」と主張。「米国は凶悪な行為が未来に及ぼす結果について良く考えた方がいい」と警告した。

金氏は17日付でグテレス国連事務総長に貨物船の返還に向けた措置を講じる書簡を送っている。会見では「(この書簡を)国連総会で取り上げるよう事務総長に求めた」とも述べた。

会見で記者団から米朝交渉の進捗状況に関する質問が出たが、金氏は「今日はワイズ・オネストの件で会見を開いた」と述べ、回答を避けた。

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