2019年6月24日(月)

中外製薬、1200億円で横浜に研究所 抗体医薬など開発

ヘルスケア
2019/5/21 21:30
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中外製薬は21日、横浜市に新たな研究施設を建設すると発表した。総投資額は1273億円。静岡県と神奈川県に分散していた既存の研究施設の機能を集約し、次世代の抗体医薬や核酸医薬といった最先端の新薬研究を進める。研究開発体制を効率化するとともに、新薬の創出スピードを加速させる。

中外製薬が横浜市に建設する新研究所の完成イメージ

新たな研究施設の名称は「中外ライフサイエンスパーク横浜」。同社が横浜市に保有する事業用地に建設する。延べ床面積は約12万平方メートル。2019年8月に着工し、22年の完成を見込む。23年1月から稼働させる計画だ。建設する敷地には将来の拡張をにらんだ土地も用意。核酸医薬や次世代抗体医薬以外の次世代医薬品の開発にも対応する。

静岡県御殿場市と神奈川県鎌倉市にある研究所は新たな研究所が完成した後に閉鎖し、跡地の売却も検討する。今回の研究所新設にともなう19年12月期の連結業績への影響については軽微と説明している。

中外製薬は静岡県藤枝市の藤枝工場に約180億円を投じ、臨床試験(治験)向けの原薬製造棟を建設することも発表済みだ。次世代医薬品として注目を集める核酸医薬やタンパク質の断片であるペプチドといった「中分子」と呼ばれる医薬品の原薬を製造する。横浜の研究所と合わせ、研究と生産の両面で中分子分野に注力する考えだ。

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