2019年6月18日(火)

ILC国際組織代表「建設は北上山地が最適」

北海道・東北
2019/5/21 20:00
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宇宙誕生の謎を探る巨大加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の研究活動をまとめる国際組織「リニアコライダー・コラボレーション(LCC)」のリン・エバンス代表は21日、仙台市内で記者会見を開き「ILCの建設には地質的にも北上山地が最も適している」と強調した。ILCの国際会議(LCWS)を10月に仙台市で開催することも発表した。

リン・エバンスLCC代表は「ILCは北上山地が最も適している」と強調した(21日、仙台市)

文部科学省は3月、ILCの北上山地への誘致表明には至らないものの国内外での議論を見極めるとする見解を出した。エバンス代表は見解について「政府から初めて出たポジティブな声明だった」と評価した上で、北上山地への建設見通しについては「現時点では楽観的だ」と強調した。

LCWSは日欧米の順に開催し、日本では前回2016年に盛岡市で開催した。今回は10月28日~11月1日、仙台国際センターで開催する。ILCの設計を固め、北上山地への建設を働きかける場とし、国内外の研究者ら200~300人の参加を予定している。

ILCは地下に建設する全長20キロメートルの直線状の加速器で、電子と陽子を高速でぶつけて宇宙誕生直後の様子を再現する。政財界は建設に前向きだが、日本学術会議は7千億~8千億円の建設費に懸念を示している。

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