アリババ、中国家具大手に出資 680億円で社債も取得

2019/5/21 18:28
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【上海=松田直樹】中国ネット通販最大手のアリババ集団は、家具大手の紅星美凱龍家居集団に出資した。紅星美凱龍はアリババのネット通販などの販路を活用して売り上げ拡大を狙う。アリババはこれまでも大手スーパーなどに出資して主力のネット通販の顧客網を広げてきた。家具大手を自陣営に取り込んむことでアリババ経済圏をさらに広げる狙いだ。

アリババは出資を通じて家具分野でシェアを高める(杭州の本社)

アリババは紅星美凱龍の株式約10%分に転換が可能な新株予約権付社債(転換社債=CB)を約43億元(約680億円)で引き受けた。あわせて同社の株式約3.7%も21日までに取得した。

紅星美凱龍は2018年10月にアリババのライバルの騰訊控股(テンセント)とも業務提携を結んでいた。アリババは出資を通じて紅星美凱龍への影響力を強め、同社をテンセント陣営に渡さない狙いもあるとみられる。

紅星美凱龍は中国全土にショッピングモールを約300店、家具店を約360店展開している。アリババは紅星美凱龍の商品調達力や開発ノウハウを活用して、ネット通販で取り扱う家具の種類を増やしていくほか、自社製品の開発にも生かしていく。

アリババは既に同じく家具大手の居然之家(イージーホーム)にも18年に出資している。両社の経営資源を連携させて、家具分野でのグループのシェアを高めていく。

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